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2022年1月20日
生産者

滝の里農場「野菜が持っている“粋や深み”を感じさせてくれる」

この時期、山間部や雪国地方の生産者さんたちの出荷がしばらくお休みになる中、勢いを増して生産力を発揮してくださっているのが、西日本や関東平野部の有機農家さんたち。今回はその中で、35年以上の間ひたむきに有機農業に取り組まれ、日本の有機農業運動を牽引してきた群馬県高崎市の滝の里農場 大塚一吉さんをご紹介いたします!

自然の恩恵を最大限に活かした有機農業

“日本の有機農業運動を牽引してきた”というのも、滝の里農場さんは、運動キーワードとなってきた“提携”と“循環型有畜複合の有機農業”(家畜の糞尿を使って堆肥をつくり畑に施し、畑から出た作物残渣をまた堆肥作りに活かすという循環)を当初からずーっと実践を続けている数少ない有機農家さんなのです。
滝の里農場さんは合鴨で水田の除草をおこなったり、鶏を飼って卵を販売すると同時に、その鶏糞を使って良質な堆肥をつくったりと、まさに自然と共にある生活&自然の恩恵を最大限に活かした有機農業を営んでいらっしゃいます。

秘訣は平飼い養鶏&自家堆肥

そして美味しい野菜を生み出す秘訣となっているのが、この平飼い養鶏&自家堆肥。
鶏たちのストレスが最小限となるように、風の流れを考えて設計された鶏舎や遺伝子組み換え飼料を使わない自家配合飼料で育てられた鶏たちの姿は、まさに健康そのもの。
そして、その鶏糞から作り出される自家堆肥の素晴らしさといったら、フカフカしていてサラサラしていて、かつ全然嫌なニオイがしないっ!、、、、そんな陳腐な言葉では言い表せないほどの、まさに家宝として扱われるにふさわしい農場とお野菜の素晴らしさを象徴するものでした。

そのうえ、小学校やこども園の給食でも登場するようになった滝の里農場さんの卵の美味しさといったら!「あまり卵が好きではなかった子どもも喜んで食べているんですよ!」という保育士からの報告からもご想像いただけるかと思います。

土壌微生物と人材の多様性

日本有機農業研究会の副代表理事としても活躍する大塚さんは、次世代を育てるための研修やWWOOF(ウーフ)という制度を活用した海外旅行者との交流も積極的に行っています。取材にうかがった時にも、ちょうど台湾から研修生がいらっしゃっていました。
堆肥づくりをしながら土壌微生物の多様性を豊かにしようと努力されてきた大塚さんの情熱が、有機農家は多様な人材を受け入れる農場でもあるという考えを体現されていることを感じる出会いでした。

心を奪われるほどの美味しさ

有機農産物をより効率的に大量に生産できる方法論が確立されつつある昨今ですが、35年の失敗と工夫、情熱と愛情が積もり詰まった畑の土壌から生み出される農産物の味わいは、やはり一味違い、野菜が持っている粋や深みを感じさせてくれます。なかなか文字情報では伝わりづらいところですが、一度食べていただいたり、食べ比べていただくと、体感でお伝えできる事実かと思います。すでにお取引いただいている飲食店さんからは「同じ有機野菜でも心を奪われるほどの美味しさに出会えるのって、やっぱり大塚さんのお野菜なんだよな」という感想も。

ぜひともご期待いただいて、滝の里農場の有機野菜をご賞味いただけたら幸いです。

オーガニック野菜専門店BIOSK 店主 櫻井正喜

【プロフィール】
1978年8月20日生まれ
東京農工大学大学院農学研究科卒

NPO法人文化学習共同ネットワークにて、不登校や引きこもりの青年たちの就労支援を目的としたパン屋「風のすみか」の立ち上げ生産農場の農園長として従事。
その後、有機農業のより高度な技術習得のために渡独。
ドイツの旧首都ボン近郊の田舎町で、BIOHOTEL(オーガニック認証を受けたホテル)の農場管理の仕事に従事する。また仕事を通じて、ヨーロッパ各地の“オーガニックの気軽さ日常感、楽しみ方”に大いに感化される。
帰国後、群馬県高崎市にて就農。2012年6月「オーガニックを日常に。もっと気楽に楽しめる機会を提供する」ことをコンセプトにオーガニック野菜専門店BIOSK(※BIO<オーガニック>+KIOSK<小さな商店>)を立ち上げる。

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